CFIECウェビナー
「新たなデジタル社会への挑戦~Web3やChatGPTを超えて~」
日 時:2023年10月5日 (木) 15:30~17:00
主 催:一般財団法人 国際経済連携推進センター(CFIEC)
講 師:関口 和一 (株)MM総研 代表取締役所長(モデレーター)
國領 二郎 慶應義塾大学 総合政策学部 教授
谷脇 康彦 (株)インターネットイニシアティブ(IIJ) 取締役副社長
(敬称略)
形 式: オンラインセミナー (YouTube Live)
定 員: 200名
参加費: 無料
お申し込みは、下記URLよりお願い致します。
https://peatix.com/event/3708965/
<内容>
1990年代後半よりパソコン、インターネット、携帯電話などの情報通信技術が急速に普及し、いまや、インターネットは空気のような存在となり、重要な社会インフラとなった。特に、新型コロナウイルスの流行により、オンラインショッピングやイベント・会議のオンライン配信など、この数年でデジタル化は一気に進展し、最近ではChatGPTに代表されるようないわゆる生成AIも登場し、人間が何時間もかけて作っていたコンテンツをわずか数十秒で作成することができるようになった。インターネット時代はWeb3に突入し、昨年頃から各国政府がWeb3への取り組みを相次いで表明している。
インターネットは本来、世界中の人たちがいつでもつながる自由なものであったが、時代が急速に変化し、新たなデジタル技術の登場とともに、課題が次々と生まれている。今までとは異なる視点で、社会制度やルールを見つめ直すべき時ではないだろうか。日本が世界にこれ以上乗り遅れないためには、今、何が必要なのか。
今回は、元総務審議官で通信業界の改革司令塔として知られた(株)IIJ副社長の谷脇康彦氏、デジタル庁「Web3.0研究会」の座長であり、慶應義塾大学でIDと社会構造の変化について研究を行う國領二郎氏を講師に招き、日本経済新聞社の編集委員として24年、論説委員として15年間、世界の情報通信分野の最新トレンドを取材し、現在は(株)MM総研代表取締役所長を務める関口和一氏がモデレーターを務め、議論を行う。
<プログラム>
1. 15:30 - 15:35 (5分) プログラム説明、スピーカー自己紹介 (事務局)
2. 15:35 - 15:55 (20分) 各登壇者よりスピーチ
3. 15:55 - 16:55 (60分) ディスカッション・Q&A
4. 16:55 閉会
<講師略歴>
関口 和一(せきぐち わいち)氏
(株)MM総研代表取締役所長、元日本経済新聞社論説委員
1982年一橋大学法学部卒、日本経済新聞社入社。1988年フルブライト研究員として米ハーバード大学留学。英文日経キャップ、ワシントン特派員、産業部電機担当キャップなどを経て、1996年から編集委員を24年間務めた。2000年から15年間は論説委員として情報通信分野などの社説を執筆。2019年(株)MM総研代表取締役所長に就任。2008年より国際大学GLOCOM客員教授を兼務。NHK国際放送コメンテーター、東京大学大学院客員教授、法政大学ビジネススクール客員教授なども務めた。1998年から24年間、日経主催の「世界デジタルサミット」の企画・運営を担う。著書に『NTT 2030年世界戦略』『パソコン革命の旗手たち』『情報探索術』(以上日本経済新聞社)、共著に『未来を創る情報通信政策』(NTT出版)『日本の未来について話そう』(小学館)などがある。
國領 二郎(こくりょう じろう)氏
慶應義塾大学 総合政策学部 教授
1982年東京大学経済学部卒。日本電信電話公社入社。1992年ハーバード・ビジネス・スクール経営学博士。1993年慶應義塾大学大学院経営管理研究科助教授。2000年同教授。2003年同大学環境情報学部教授、2006年同大学総合政策学部教授(現在に至る)などを経て、2009年より2013年総合政策学部長。また、2005年から2009年までSFC研究所長、2013年より2021年5月慶應義塾常任理事を務める。
主な著書に「オープン・アーキテクチャ戦略」(ダイヤモンド社、1999)、「ソーシャルな資本主義」(日本経済新聞社、2013年)、「サイバー文明論 持ち寄り経済圏のガバナンス」(日経BP 日本経済新聞出版社、2022年)、櫻井美穂子・國領二郎共著「ソシオテクニカル経営 人に優しいDXを目指して」(日経BP 日本経済新聞出版、2022年)がある。
谷脇 康彦(たにわき やすひこ)氏
(株)インターネットイニシアティブ(IIJ) 取締役副社長
1984年一橋大学経済学部卒。1984年4月郵政省(現 総務省)に入省。同省において郵政大臣秘書官、在米日本大使館ICT政策担当参事官を経て、2013年6月内閣審議官・内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)副センター長、2016年6月に総務省 情報通信国際戦略局長、2017年7月 同政策統括官(情報セキュリティ担当)、2018年7月 同総合通信基盤局長、2019年12月 同総務審議官(郵政・通信担当)を歴任、2021年3月退官。2022年1月 IIJ 入社、同年6月より取締役副社長として経営統括補佐を担当。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 特別招聘教授。著書に『教養としてのインターネット論』(2023年、日経BP)、『サイバーセキュリティ』(2018年、岩波新書)、『ミッシングリンク』(2012年、東洋経済新報社)、『インターネットは誰のものか』(2007年、日経BP)など。
【本ウェビナー事務局】
国際経済連携推進センター 河内、堤、脇田
- 事業内容
【 調査研究事業 】
-デジタル社会の実現
»インターネットガバナンスの在り方に関する研究会
»ブロードバンド社会経済研究会
»AIの活用における課題と施策に関する研究会
»データガバナンス研究会
-新通商ルール戦略
»新たな通商ルール戦略研究会
-中国からみた経済安全保障と内外政策
»中国研究会
»中国研究会の情報発信
-経済と安全保障
»経済と安全保障に関する研究会
-インド研究会
【 情報発信事業 】
-ウェビナー
-寄稿掲載
»岐路に立つ世界と混迷の行方(2024)
»現代のエコノミック・ステイトクラフト(2023)
»ロシア ウクライナ侵攻と今後の世界(2022) »ニューノーマルと社会(2020)
»コロナの先の世界(2020)
-出版
-実積寿也の米国会議参加報告
-インターネットガバナンス関連資料
-「AIの活用における課題と施策に関する研究会(AI研究会)」関連情報