CFIECウェビナー
「国際経済の動向と日本の持続的経済成長への課題と方策」
日時: 2023年3月9日 (金) 12:30~14:10
主催: 一般財団法人 国際経済連携推進センター (CFIEC)
講師: 翁 百合 日本総合研究所 理事長 (モデレーター)
中島 厚志 新潟県立大学国際経済学部 教授 / 公益財団法人日仏会館 理事長
柳川 範之 東京大学大学院経済学研究科 教授
(敬称略)
配信形式: オンラインセミナー (YouTube Live)
規模: 500名
参加費: 無料
お申し込みは、下記URLよりお願い致します。
https://peatix.com/event/3516353/
<内容>
ロシアのウクライナ侵攻、欧米の歴史的高インフレなど、激変する国際情勢と共に世界経済も大きく揺さぶられる中、日本銀行の総裁が10年ぶりに交代します。この10年を経て日本経済は今後どのように成長戦略を描いていけばいいのでしょうか。そのために取り組むべき構造改革や必要な財政支出、財源問題にはどう向き合う必要があるのでしょうか。
本ウェビナーでは、今後の国内外の経済情勢について要点や見通しを共有しながら、特に重視すべき日本経済のリスクや課題を掘り下げていきます。その上で、激変する世界において日本の成長戦略に何が必要なのか、まず着手すべき構造改革は何か、そして今後求められる財政・金融政策の方向性について考察していきます。
モデレーターには、日銀出身で、現在は日本総合研究所理事長として政府の有識者委員を歴任、金融システムに精通する翁百合氏をお迎えします。パネリストには旧日本興業銀行(現みずほ銀行)の国際金融部門で長く活躍し、フランスを始め欧州経済にも詳しい新潟県立大学教授の中島厚志氏、東京大学大学院教授で現在、経済財政諮問会議の主力メンバーとして政府の経済財政政策に多くの提言をされている柳川範之氏をお迎えします。2023年、国内外の経済を待ち受ける課題と大きな節目を迎える日本の財政・金融政策のあり方について、日本の持続的な成長を実現する視点から議論を深めて参ります。
<プログラム>
1. 12:30 - 12:35 (5分) プログラム説明、スピーカー自己紹介 (事務局)
2. 12:35 - 12:40 (5分) 趣旨説明 (翁百合氏)
3. 12:40 - 12:55 (15分) プレゼンテーション (1) (中島厚志氏)
4. 12:55 - 13:10 (15分) プレゼンテーション (2) (翁百合氏)
5. 13:10 - 13:25 (15分) プレゼンテーション (3) (柳川範之氏)
6. 13:25 - 14:10 (45分) ディスカッション・事前質問に基づくQ&A
7. 14:10 閉会
<講師略歴>
◆翁 百合 (おきな ゆり) 氏(モデレーター)
株式会社日本総合研究所 理事長
京都大学博士(経済学)。84年慶應義塾大学大学院経営管理研究科修士課程修了、日本銀行入行。日本総合研究所に移り、主席研究員などを経て2018年から現職。この間、慶應義塾大学特別招聘教授、産業再生機構産業再生委員、規制改革会議委員、未来投資会議・構造改革徹底推進会合「健康・医療・介護」会合会長、内閣官房「全世代型社会保障検討会議」構成員、内閣府「選択する未来2.0」懇談会座長、などを歴任。
<政府委員、外部活動等>
金融庁金融審議会委員、財務省財政制度等審議会委員、経済産業省産業構造審議会委員、厚生労働省社会保障審議会委員、内閣府税制調査会特別委員、内閣官房「新しい資本主義実現会議」構成員、NIRA理事 等
<研究・専門分野> 金融システム、社会保障、経済政策 等
<所属学会> 日本学術会議連携会員、日本金融学会
<著書>『金融危機とプルーデンス政策』(日本経済新聞出版社)、『不安定化する国際金融システム』(NTT出版)、『国民視点の医療改革』(慶應義塾大学出版会) 等
◆中島 厚志 (なかじま あつし) 氏
新潟県立大学国際経済学部教授 / 公益財団法人日仏会館理事長
1952年生まれ。東京大学法学部卒業後、日本興業銀行(現みずほ銀行)に入行。主として国際金融部門と調査部門に在籍し、調査部主任部員、国際営業第一部課長、産業調査部副部長、パリ支店長、パリ興銀社長、執行役員調査部長等を歴任し、みずほ総合研究所(株)専務執行役員チーフエコノミストを経て2011年4月から2020年3月まで独立行政法人経済産業研究所理事長。2020年4月より新潟県立大学国際経済学部教授、同年6月より公益財団法人日仏会館理事長。他に、経済三号研究所コンサルティングフェロー、日本商工会議所総合政策委員会委員など兼職。
2001年から2011年にかけてテレビ東京系列「ワールドビジネスサテライト」レギュラーコメンテーター。現在、テレビ東京「Newsモーニングサテライト」にレギュラー出演中。
主な著書としては、『大過剰 ヒト・モノ・カネ・エネルギーが世界を飲み込む』(日本経済新聞出版社、2017)他
幼少時を含めてフランス在住が12年近くに及んでおり、フランス語はほぼ第二母国語
◆柳川 範之 (やながわ のりゆき) 氏
東京大学大学院経済学研究科 教授
1988年慶應義塾大学経済学部通信教育課程卒業。1993年東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。慶應義塾大学経済学部専任講師を経て、1996年東京大学大学院経済学研究科助教授、同准教授を経て、2011年より現職。
NIRA総合研究開発機構理事。内閣府経済財政諮問会議民間議員、東京大学不動産イノベーション研究センター長、東京大学金融教育研究センター・フィンテック研究フォーラム代表等、内閣府、国土交通省、経済産業省、文部科学省等で審議会・研究会の委員を務める。東京大学金融教育研究センター・フィンテック研究フォーラム代表。
主な著書として、『日本成長戦略 40歳定年制』さくら舎、『40歳からの会社に頼らない働き方』筑摩書房、『東大教授が教える独学勉強法』草思社、『ブロックチェーンの未来』(翁百合氏・岩下直行氏との共編著)、日本経済新聞出版社『Unlearn(アンラーン)人生100年時代の新しい「学び」』日経BP、等がある。
【本ウェビナー事務局】
国際経済連携推進センター 佐藤、川西
- 事業内容
【 調査研究事業 】
-デジタル社会の実現
»インターネットガバナンスの在り方に関する研究会
»ブロードバンド社会経済研究会
»AIの活用における課題と施策に関する研究会
»データガバナンス研究会
-新通商ルール戦略
»新たな通商ルール戦略研究会
-中国からみた経済安全保障と内外政策
»中国研究会
»中国研究会の情報発信
-経済と安全保障
»経済と安全保障に関する研究会
-インド研究会
【 情報発信事業 】
-ウェビナー
-寄稿掲載
»岐路に立つ世界と混迷の行方(2024)
»現代のエコノミック・ステイトクラフト(2023)
»ロシア ウクライナ侵攻と今後の世界(2022) »ニューノーマルと社会(2020)
»コロナの先の世界(2020)
-出版
-実積寿也の米国会議参加報告
-インターネットガバナンス関連資料
-「AIの活用における課題と施策に関する研究会(AI研究会)」関連情報