CFIEC国際情勢ウェビナー
「ロシア経済の展望と脱ロシアの行方」
日時: 2022年12月20日(火) 15:30~17:00
主催: 一般財団法人国際経済連携推進センター
講師: 服部 倫卓 北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 教授 (モデレーター)
中居 孝文 一般社団法人 ロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所 所長
松尾 豪 合同会社 エネルギー経済社会研究所 代表取締役
(敬称略)
配信形式: オンラインセミナー (YouTube Live)
規模: 400名
参加費: 無料
お申し込みは、下記URLよりお願い致します。
https://peatix.com/event/3412924
<内容>
ロシアによるウクライナ侵攻は混迷の先が見えないまま本格的な冬を迎えました。深刻化する戦況については、常に多くの報道や分析に接している一方、ロシアの経済状況については外から見えにくくなっています。長引く戦争の中でロシアの経済・財政はどのようになっているのでしょうか。
ロシアの力の源泉である石油・天然ガスの輸出については、欧米各国が制裁強化に動く反面、同調しない中国やインドなど新興国が輸入を拡大させています。他方で、ロシア国内経済の重要な役割を果たす輸入は侵攻後から大きく減り、産業界は必要な物資の調達に苦労し大きな打撃を受けていると見られています。
本ウェビナーでは、世界市場を必要とするロシアのエネルギーと、世界からの供給を必要とするロシアの産業界という観点から、ロシアの経済・財政状況と展望を読み解きます。その上で、制裁や撤退を決めた国や外国企業が脱ロシアの先にどこへ向かっているのか、どのような構造的変化が起きているのか探り、ロシアの経済的な地位の変化がロシア国内と国際社会において何を意味するのか考察していきます。
パネリストには、ロシアの経済と政治情勢に精通する北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授の服部倫卓氏(兼モデレーター)、日露経済関係について豊富な見識をお持ちのロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所所長の中居孝文氏、国内外のエネルギー動向について多彩な視点からデータを分析し、ロシアのエネルギー輸出についても多くの知見を有するエネルギー経済社会研究所 代表取締役の松尾豪氏をお迎えします。
<プログラム>
1. 15:30 - 15:35 (5分) プログラム説明、スピーカー自己紹介 (事務局)
2. 15:35 - 15:40 (5分) 趣旨説明 (服部倫卓氏)
3. 15:40 - 15:55 (15分) プレゼンテーション (1) (中居孝文氏)
4. 15:55 - 16:10 (15分) プレゼンテーション (2) (松尾豪氏)
5. 16:10 - 16:25 (15分) プレゼンテーション (3) (服部倫卓氏)
6. 16:25 - 17:00 (35分) ディスカッション・事前質問に基づくQ&A
7. 17:00 閉会
<講師略歴>
服部 倫卓(はっとり みちたか)氏 (モデレーター)
北海道大学 スラブ・ユーラシア研究センター 教授
1964年静岡県出身。北海道大学大学院文学研究科博士後期課程(歴史地域文化学専攻・スラブ社会文化論)修了(学術博士)。在ベラルーシ共和国日本国大使館専門調査員などを経て、2020年4月に一般社団法人ロシアNIS貿易会・ロシアNIS経済研究所所長。2022年10月から北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター教授。主な著書に、『ウクライナを知るための65章(エリア・スタディーズ169)』(原田義也氏との共編著、明石書店、2018年)など。ブログは、http://www.hattorimichitaka.net
中居 孝文(なかい たかふみ)氏
一般社団法人 ロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所 所長
1990年 新潟大学人文学部卒業、1992年 新潟大学人文学部人文科学研究科修了、1992年 (社)ソ連東欧貿易会ソ連東欧経済研究所研究員、2002年 外務省欧州局新独立国家室(現中央アジア・コーカサス室)事務官、2005年 (社)ロシア東欧貿易会ロシア東欧経済研究所調査役、2012年 (一社)ロシアNIS貿易会モスクワ事務所長、2017年 (一社)ロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所調査部長、2020年(一社)ロシアNIS貿易会ロシアNIS経済研究所副所長兼調査部長、2022年10月より現職。
松尾 豪(まつお ごう)氏
合同会社 エネルギー経済社会研究所 代表取締役
学生起業への参画などを経て、2012年イーレックス株式会社入社。営業部、経営企画部に在籍、代理店制度構築、2016年の計画値同時同量対応、VPP事業調査、制度渉外などを担当。アビームコンサルティング株式会社で国内外電力市場・制度の調査・事業者支援を担当した後、2019年株式会社ディー・エヌ・エー入社。引き続き国内外電力市場・制度の調査を担当したほか、分散電源事業開発に携わった。2021年3月より現職。CIGRE会員、電気学会正員、公益事業学会会員、エネルギー・資源学会会員。
【本ウェビナー事務局】
国際経済連携推進センター 佐藤、川西
- 事業内容
【 調査研究事業 】
-デジタル社会の実現
»インターネットガバナンスの在り方に関する研究会
»ブロードバンド社会経済研究会
»AIの活用における課題と施策に関する研究会
»データガバナンス研究会
-新通商ルール戦略
»新たな通商ルール戦略研究会
-中国からみた経済安全保障と内外政策
»中国研究会
»中国研究会の情報発信
-経済と安全保障
»経済と安全保障に関する研究会
-インド研究会
【 情報発信事業 】
-ウェビナー
-寄稿掲載
»岐路に立つ世界と混迷の行方(2024)
»現代のエコノミック・ステイトクラフト(2023)
»ロシア ウクライナ侵攻と今後の世界(2022) »ニューノーマルと社会(2020)
»コロナの先の世界(2020)
-出版
-実積寿也の米国会議参加報告
-インターネットガバナンス関連資料
-「AIの活用における課題と施策に関する研究会(AI研究会)」関連情報