CFIEC国際情勢ウェビナー 「サプライチェーンと“脱中国依存”の行方~中国の戦略と日本に求められる視点と仕組み」【2022/6/20】

CFIEC国際情勢ウェビナー
「サプライチェーンと“脱中国依存”の行方~中国の戦略と日本に求められる視点と仕組み」


日時: 2022年6月20日(月) 15時30分~17時
主催: 一般財団法人国際経済連携推進センター

講師:  戸堂 康之 早稲田大学 政治経済学術院 経済学研究科 教授(モデレーター)
   丸川 知雄 東京大学 社会科学研究所 教授
   早川 和伸 アジア経済研究所 バンコク研究センター 主任研究員
   (敬称略)
配信形式: オンラインセミナー (YouTube Live)
規模: 400名
参加費: 無料

お申し込みは、下記URLよりお願い致します。
http://ptix.at/UZQKZz

<内容>
 ロシアのウクライナ侵攻によって各国・各企業が自らの立ち位置について旗幟(きし)鮮明とすることを求められる世界情勢において、いま“脱中国依存”という言葉が使われることがさらに増えてきました。サプライチェーンにおいて“脱中国依存”の動きは実際どの程度起きているのでしょうか。他方で“脱海外依存”を徐々に進めていると言われる中国では何が起きているのでしょうか。そして日中と経済的に深くつながるASEAN諸国はこうした動きをどう捉え針路を定めているのでしょうか。

 本ウェビナーでは、日本、中国、そしてASEAN諸国の目線を通して、サプライチェーンの“脱中国依存“、”脱海外依存“の現状と行方を探り、それらの動きが世界の政治経済にどのような影響をもたらし得るのか展望します。そのうえで、“安全保障を支えるサプライチェーン”の観点から日本に求められる視点や仕組みについて考察していきます。

 モデレーターには、サプライチェーンに関して多くの研究実績を持つ早稲田大学 教授の戸堂康之氏、パネリストには中国経済・産業経済に精通する東京大学 教授の丸川知雄氏、ASEAN諸国の貿易投資に関して多くの知見を有するJETROアジア経済研究所 主任研究員の早川和伸氏をお招きします。(早川氏はタイのバンコクよりオンライン出演)

<プログラム>
1. 15:30 - 15:35 (5分) プログラム説明、スピーカー自己紹介 (事務局)
2. 15:35 - 15:40 (5分) 趣旨説明 (戸堂 康之氏)
3. 15:40 - 15:55 (15分) プレゼンテーション (1) (丸川 知雄氏)
4. 15:55 - 16:10 (15分) プレゼンテーション (2) (早川 和伸氏)
5. 16:10 - 16:25 (15分) プレゼンテーション (3) (戸堂 康之氏)
6. 16:25 - 17:00 (35分) ディスカッション・Q&A
7. 17:00 閉会

<講師略歴>
戸堂 康之(とどう やすゆき) 氏
早稲田大学 政治経済学術院 経済学研究科 教授

東京大学教養学部教養学科卒業、学習塾経営を経て、スタンフォード大学経済学部博士課程修了(経済学Ph.D.)。南イリノイ大学経済学部助教授、東京都立大学経済学部助教授、青山学院大学国際政治経済学部助教授、東京大学新領域創成科学研究科国際協力学専攻教授・専攻長を経て2014年4月より現職。
研究分野は、国際経済学・開発経済学・日本経済論。グローバル・バリューチェーンなど社会・経済ネットワークが経済の成長や強靭性に与える影響に関する実証研究を、世界各国のデータを利用して行っている。これまでに英文国際学術誌に60本以上の論文を発表。
2008年より経済産業研究所ファカルティフェロー、2012年より日本貿易振興機構(ジェトロ)運営審議会委員、2014年より経済産業省産業構造審議会通商・貿易分科会委員。内閣府国家戦略会議フロンティア分科会委員、内閣府「選択する未来」委員会委員、T20ポリシーブリーフ責任著者などを歴任。
主な著作に、『なぜ「よそ者」とのつながりが最強なのか』(プレジデント社)、『開発経済学入門(第2版)』(新世社)、『日本経済の底力-臥龍が目覚めるとき-』(中央公論新社)、『途上国化する日本』(日本経済新聞出版社)など。

丸川 知雄(まるかわ ともお) 氏
東京大学 社会科学研究所 教授

東京大学経済学部卒、アジア経済研究所を経て、2001年4月より東京大学社会科学研究所勤務。専門は中国経済・産業経済。
著書:『現代中国経済・新版』(有斐閣、2021年)、『タバコ産業の政治経済学』(共著、昭和堂、2021年)、『中国・新興国ネクサス』(共編著、東京大学出版会、2018年)、『チャイニーズ・ドリーム』(筑摩書房、2013年)、『携帯電話産業の進化プロセス』(共編著、有斐閣、2010年)、『現代中国の産業』(中央公論新社、2007年)他。

早川 和伸(はやかわ かずのぶ) 氏
アジア経済研究所 バンコク研究センター 主任研究員

博士(経済学、慶應義塾大学)。慶應義塾大学経済学部助教、アジア経済研究所研究員、Thailand Development Research Institute(タイ)客員研究員、ISEAS-Yusof Ishak Institute(シンガポール)客員研究員などを経て、2021年4月より現職。専門は国際貿易、アジア経済。主な業績として、"What Goes Around Comes Around: Export-Enhancing Effects of Import-Tariff Reductions, Journal of International Economics, 126 (2020, Ishikawa, J., Tarui, N.との共著)"、"Impact of Free Trade Agreement Use on Import Prices, World Bank Economic Review, 33 (2019, Laksanapanyakul, N., Mukunoki, H., Urata, S.との共著)などが挙げられる。


【本ウェビナー事務局】
国際経済連携推進センター 佐藤、川西