CFIEC国際情勢ウェビナー 「米中対立の行方~その本質と岸田政権の選択~」【2021/11/8】

CFIEC国際情勢ウェビナー
「米中対立の行方
~その本質と岸田政権の選択~」


日時: 2021年11月8日(月) 14時30分~16時
主催: 一般財団法人国際経済連携推進センター

講師:  小島 明   モデレーター/国際経済連携推進センター 理事長
   津上 俊哉  日本国際問題研究所客員研究員/現代中国研究家
   佐橋 亮   東京大学 東洋文化研究所 准教授
   (敬称略)
配信形式: オンライン (YouTube Live)
規模: 400名
参加費: 無料

お申し込みは、下記URLよりお願い致します。
https://peatix.com/event/3059822

<内容>
 10月、新たに岸田内閣が発足し、成長と分配の好循環を実現したい、強靭なサプライチェーンを構築し、経済安全保障のための法案を策定するとした。
 急速に高齢化が進む日本は貿易・投資を通して経済成長を求める以外にないが、最大の貿易相手国である中国との関係は、常に経済と安全保障の間で揺れている。完全な米中分断は非現実的であるとほぼ明らかになったいま、日本にも強固な日米同盟を確保しながら、中国との経済関係を維持、拡大させるための独自の戦略が欠かせない。
 パンデミックを経て無視できなくなった国内の格差拡大を前に、いま米中双方が、異なる体制ながら、格差是正を目指した新たな政策を推進している。この両大国に挟まれた日本はいま、どうすれば成長できるのだろうか。米中が経済・安全保障の観点で共にアジア重視を加速するなか、日本は自国の戦略的価値を再認識したうえで経済、外交、安全保障を踏まえた重層的なアプローチを模索することが求められている。
 外相時代に中国との冷え込んだ関係に苦慮した岸田首相は、奇しくも来年迎える日中国交正常化50周年を前に、経済安全保障を重視しつつ、中国とどのように安定した関係を構築することができるか考察していく。

<プログラム>
1. 14:30 - 14:35 (5分) プログラム説明、スピーカー自己紹介 (事務局)
2. 14:35 - 14:45 (10分) 趣旨説明 (小島 明 氏)
3. 14:45 - 15:00 (15分) プレゼンテーション (1) (佐橋 亮 氏)
4. 15:00 - 15:15 (15分) プレゼンテーション (2) (津上 俊哉 氏)
5. 15:15 - 16:00 (45分) ディスカッション・Q&A
6. 16:00 閉会

<講師略歴>
モデレーター
小島 明 (こじま あきら) 一般財団法人 国際経済連携推進センター 理事長
ジャーナリスト、国際経済学者
日本経済新聞社ニューヨーク支局長、編集委員、論説委員、常務取締役論説主幹、専務取締役論説担当、(公財)日本経済研究センター会長を経て現在同社客員、同センター参与。政策研究大学院大学 (GRIPS) 理事、客員教授。
(公財)本田財団理事、(公財)イオンワンパーセントクラブ理事。2019年より国際経済連携推進センター理事長。日本記者クラブ賞、ヴォーン・上田記念国際記者賞受賞、日本新聞協会賞共同受賞。
主な著作に『「日本経済」どこへ行くのか(1)(2)』平凡社(2013年)など。

津上 俊哉 (つがみ としや) 氏
(公財)日本国際問題研究所 客員研究員

現代中国研究家
1980年通商産業省入省。在中国日本大使館経済部参事官、通商政策局北東アジア課長、経済産業研究所上席研究員などを歴任。2018年より現職。
「中国台頭 日本は何をなすべきか」(日本経済新聞社/2003年)でサントリー学芸賞。近著に「米中経済戦争の内実を読み解く」(PHP新書/2017年)など。

佐橋 亮 (さはし りょう) 氏
東京大学 東洋文化研究所 准教授

東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了、博士(法学)。神奈川大学法学部准教授、教授を経て2019年から現職。内閣官房・国土利用の実態把握等に関する有識者会議委員、外務省・科学技術外交推進会議委員。日本国際交流センター客員研究員、経済産業研究所ファカルティフェロー、日本経済団体連合会21世紀政策研究所客員研究委員著書に『共存の模索 アメリカと「2つの中国」の冷戦史』(勁草書房)、『米中対立 アメリカの戦略転換と分断される世界』(中央公論新社)、編書に『冷戦後の東アジア秩序』(勁草書房)など。日本台湾学会賞、神奈川大学学術褒賞など受賞。


【本ウェビナー事務局】
国際経済連携推進センター 佐藤、播磨、松尾